「103万円の壁」の本質

2025年01月28日

所得税の確定申告時期を迎えた今だからこそ、

マスコミがあまり触れない「103万円の壁の本質」を考えてみませんか?

 

 

なぜ、103万円まで所得税が課税されないのか?

 

 

所得税の103万円は「103=48+55」という足し算で成り立っています。

 

48万円とは基礎控除、日本国憲法25条の生存権からきているそうです。

でも、日本国民全員が、1年間で「衣・食・住」を賄うことは、どう考えても無理です。

 

55万円は、給与所得者の必要経費的概算経費控除の最低金額です。

でも、103万円のパート・アルバイト収入を稼ぐのに55万円の必要経費控除がされるって、

どう考えますか?えっ、出勤時、高級カバンや高級衣装がないと103万円稼げません、なんて無しですよ(笑)。

 

 

見方を変えると・・・

 

見方によっては、給与所得者だけが、架空の必要経費控除を法律で認められているとも見えます。

架空の経費控除がいけないことは、国税当局が摘発をしていることがネットで散見されることからも

日本国民であれば、いけないことだという認識をお持ちでしょう。

 

給与所得者限定の法定概算経費控除の最低金額だけを増やすのでしょうか?

 

「103万円の壁」を会社からもらった「源泉徴収票の給与所得控除後の金額」を観ながら、

みんなで考えてみましょう。

 

 

こちらの記事もごぜひ覧ください

・最近の日本商工会議所

・103万円の壁

・サラリーマン増税

・なぜ、年間パート収入103万円までは所得税がかからないの? 男と女の税務 その④